幸福を運んでくる花、胡蝶蘭について

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最後に豆知識

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花の見分け方

胡蝶蘭を観賞もしくは購入する際に「3本立ち」や「5本立ち」といった言葉を見聞きしたことはありませんか?
初めて胡蝶蘭を買ったり見たりした時、いったい何を指す言葉なのか疑問に感じる方がいると思います。
胡蝶蘭を販売・取り扱いしている人にとっては当たり前の知識なのですが、一般市民がこの取り扱い基準に触れる機会があまり無いので、ここで紹介します。

「何本立て」とは胡蝶蘭の茎の本数または株数を意味しており、3本立ちであれば3本の茎が、5本立ちであれば5本の茎(株数)を鉢の中に寄せ植えられて飾られている状態なのです。
お祝い事で贈る花は割れない数が縁起が良いとされるので、奇数の本数を選ぶようにし、一般的には3本立て、更に豪華に見せたいときは5本立てをおすすめします。
なお、花の中心に色がついている胡蝶蘭を「リップ」と呼称することも覚えておいてください。

贈る際の注意事項

胡蝶蘭は、花の大きさで名称が変わります。
花のサイズが約11cmから15cm以上が大輪、中輪は3cmから6cm程度、ミディは2cmから4cmと判別されています。
お祝い事に選ばれることの多い胡蝶蘭は、あの連なった花のおかげでボリューム感が出ますが、置くスペースが必要になります。

そのため、喜んでほしいからと相手側の都合も考えずに大輪で5本立ちの胡蝶蘭を贈ってしまうと、相手も飾る場所が無くて困る場面が生まれてしまうかもしれません。
時に、相手を喜ばせるために、自分の思い描いていた形から外れてしまうことが出てきますが、何事も事前に調べておくことが肝心です。
相手が喜んでこそのプレゼントだと、頭に刻んでおきましょう。